永遠の0 主演 岡田准一/山崎貴監督

久し振りに「永遠の0」を見ました。原作(百田尚樹)・TV版(主演:向井理)も見ていますが映画版は3回?4回目?になります。

あらすじ

大学生の佐伯健太郎が祖母の法要で知った事実から物語はスタートする。

特攻隊員だった実の祖父。9人の存命する関係者の話を聞きながら足取りを辿る健太郎。

命を捧げるのが当然と言われていた時代に娘に会うまで死なない。生き抜く事・生きる事が大事と唱えた祖父 宮部久蔵は凄腕の冷戦乗りだった。

そんな彼の壮絶な生涯・最後に選んだ道・封じられていた事実を祖父が亡くなった歳と同じ健太郎が明らかにしていく

・第38回アカデミー賞最優秀作品賞受賞

・第16回イタリア ウディネ・ファースト映画祭グランプリ受賞

ドラマ・映画・原作

小説でも漫画でも原作のある作品は原作と違う・配役のイメージが違ううんぬん毎度賛否がある。個人的には原作・ドラマ・映画それぞれで良いと思う。原作へのリスペクトやがあり、主軸のブレなくそれぞれの色が出ていれば良いと思う

そもそも原作を読みながら脳内で具象化して、そのイメージに対して言ってる場合もある。それは読んだ人間それぞれ大なり小なり違いがでる。それが原作・小説の最大の魅力であり、私自身面白い小説であればあるほど脳内で鮮明に映像が作られ、その世界観に入り込んでいく時間が何より好きだ。その時間に浸りたくて小説を読む事もある。

うんぬんの気持ちはわかるがそこでの批判より、その違いでどれだけ面白く見せてくれるか期待したいものです。

イメージで言えば主演の岡田准一さんは体格的にイメージと違ったが、心の部分と言うとかっこつけたいい方になるが目に見えないもののイメージが近く、それは原作へのリスペクトであると個人的には感じた。

短い時間で表現する映画は細部の表現や物事を削り凝縮しなければならない。監督が表現したい事・原作者の思いを見る側に絵だけでなく心にどれだけ伝えられるかは大きい。それを表現できる彼は改めて素敵な役者さんだと感じました。

この映画の1番好きな所

最後のカットとエンディング曲の1音目が鳴る間。この空白の間が絶妙すぎて1番好きです。気持ち良すぎて曲を聞きたくなり、エンドロールで余韻にしっかり浸れる。

次の曲に変わるタイミングも絶妙で最後の最後まできっちり見切れる気持ち良さ

この気持ち良さ共感してくれる人結構いると思うんだけど、どうだろう?

余談ですが、この曲を聞くと長淵剛さんの「CLOSE YOUR EYES」を聞きたくなる。

まとめ

寝る前に知覧を調べていて、ふと久し振り見ようと思い見た「永遠の0」

2時間前後で様々な思いを感じさせてくれる映画は素晴らしい

泣きたい時・笑いたい時・考えたい時・迷った時に見る映画もあれば、映画を見る事で気持ちが変わったり前を向いたりする事もある

お陰で昨夜はいい時間を過ごし眠りにつけました。

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