映画「ヒトラー最後の12日間」

この手の作品はフラットに作ろうと思っても主観が出る事が少なくない中で、美化する訳でもなく、批判・否定・肯定なく、ただ淡々とそれぞれの12日間が進んでいきます。

ただ淡々と‥

不必要な抑揚がなく、見ながら頭の中で色んな思いや考えが巡る

冷酷な独裁者

強さを誇示する姿を描く作品が多い中で、身近な人への振る舞いは紳士的であり、彼も一人の人間であることに考えさせられる

そんな追い詰められる彼を裏切るもの・忠誠を尽くすもの

彼が自決した後の夫人の行動

零れ落ちる自分の涙すら静かに流れる

その場で見ているような錯覚に陥るほど惹きこまれていました

ヒトラー ~最期の12日間~ (字幕版)

新品価格
¥307から
(2024/2/22 00:52時点)

ヒトラーの秘書ゲルトラウト・ユンゲ

この映画はヒトラーの秘書ゲルトラウド・ユンゲの手記とヨアヒム・フェストの著書を原作に作られた映画だそうです

ヒトラーの演説などの口述筆記を担当した彼女は舞踊家を夢見る少女でしたが、地下壕で自決するまで彼に遣え遺言書のタイプも彼女がしたそうです

その後、名前を変えジャーナリストとして活動し、生涯「ナチズムやホロコーストとは無関係である」と主張し続けたそうです

文庫 私はヒトラーの秘書だった (草思社文庫) [ トラウデル・ユンゲ ]
タイトルとURLをコピーしました