この手の作品はフラットに作ろうと思っても主観が出る事が少なくない中、美化する訳でもなく、批判・否定・肯定なく、ただ淡々とそれぞれの12日間が進んでいきます
ただ淡々と‥
不必要な抑揚がなく、見ながら頭の中で色んな思いや考えが巡る
冷酷な独裁者
強さを誇示する姿を描く作品が多い中で、身近な人への振る舞いは紳士的であり、彼も一人の人間であることに考えさせられる
そんな彼を裏切るも者・忠誠を尽くす者
そして、彼が自決した後の夫人の行動
零れ落ちる自分の涙すら静かに流れる
その場で見ているような錯覚に陥るほど惹きこまれていました

ヒトラーの秘書ゲルトラウト・ユンゲ
この映画はヒトラーの秘書ゲルトラウド・ユンゲの手記とヨアヒム・フェストの著書を原作に作られた映画だそうです
ヒトラーの演説などの口述筆記を担当した彼女は舞踊家を夢見る少女でした
そんな彼女が地下壕で自決するまで彼に遣え遺言書のタイプもしたそうです
その後、名前を変えジャーナリストとして活動し、生涯「ナチズムやホロコーストとは無関係である」と主張し続けたそうです
文庫 私はヒトラーの秘書だった (草思社文庫) [ トラウデル・ユンゲ ]